2台(会社PCと自宅PC)で処理できないですか
ここでは 2 台の PC (職場と自宅など)でデータを共有して給与計算ソフトを使用する3つの方法をご紹介いたします。
当ソフトの仕様では、「1台のPCで1つの会社の処理」を行うことを想定しておりますので、複数台のPCでデータを共有して処理することは想定しておりません。複数台で同時にアクセスした場合、ソフトウェア自体が壊れる可能性がありますので、ここでご紹介するデータ共有の方法は、あくまで同時アクセスしないことを前提としてご理解ください。同時アクセスして障害が発生した場合、サポートの対象にはならないことをご了承ください。
①クラウド環境「Dougubako(道具箱)」で共有
2011年5月より、日立情報システムズ様のクラウド環境「Dougubako(道具箱)」で「給与計算DX for EXCEL」「タイムカード計算 for EXCEL」が利用可能になりました。これにより、クラウド環境の利用料(月額)だけで、オフィスでも自宅でも移動中でも、インターネットを介して複数台のPCで簡単に安全にソフトウェアとデータを共有出来るようになります。興味のある方は、【15日間無料トライアル】をお試しください。
クラウド環境で「給与計算ソフト」を使うって?
ちょっと分かりやすいように、どういうシチュエーションで便利になるのか説明しますね。
あなたは給料日が近くなると「会社のパソコン」で、シコシコと給与計算を始めるわけですが、なにせ横やりの仕事が入ったり、来客が来たりで給与計算が中途半端になっちゃうわけです。 出掛ける用事が入ったりすると、会社のパソコンを持ち歩くわけにもいかないので、また会社に夜帰って来てから給与計算の続きをしたりする。
こんなとき、思いませんかぁ?
「給与計算の続きを家のパソコンで出来ないかなぁ」
「移動中の空いている時間で、携帯しているパソコンで給与計算の続きができないかな」
そう、クラウド環境ってのを利用すると、こういうことが出来てしまうんです。
実は以前から、給与計算DXやタイムカード計算ソフトをご利用頂いているお客様から、「会社と家とで給与計算をする方法は無いですか?」というお問い合わせを結構頂いておりました。そこで、あまりお勧めできない方法なのですが、USBメモリにソフトをインストールして、会社と自宅で給与計算できる方法をご紹介しているのですが、これには、危険が付きまといます。どういう危険かというと…
- USBメモリ自体を紛失/盗難したら、給与計算ストップ。更に個人情報漏えい!
- USBメモリが壊れたら、終わりです
- パソコンの環境が変化して、USBドライブのアドレスが変わると起動できないトラブルに…
こんな危険が一切なく安心して使える仕組みがクラウド
クラウド環境(日立システムズのデータセンター)に、あなたの給与計算ソフトをセットアップしておけば、会社はもちろん、自宅でも、移動先でも、どこでも、このクラウド環境にインターネットからアクセスして給与計算の続きが出来てしまいます。大切なデータもソフト自体も、強固で安全なデータセンターにありますから、危険性は限りなく「ゼロ」というわけです。
もちろん、火事や地震・津波などの災害でパソコンがメチャメチャに壊れてしまっても、ソフトもデータも安全なんです。クラウドに繋げるパソコンだけ、用意すればすぐに復旧できてしまいます。
▼実際に、クラウド環境(Dougubako)で稼働する、「給与計算DX for EXCEL」のビデオがご覧いただけます。
※音量に注意してご覧ください。
気になる費用ですが
Dougubakoを利用するには、当ソフトとは別にEXCEL環境が必要ですので、MS-Officeもクラウド環境で使用して頂く必要があります。尚、当ソフトの既存ユーザの皆様には、現在、ご使用中の「給与計算DX for EXCEL」「タイムカード計算 for EXCEL」を無料でセットアップした状態でご利用頂けます。よって、MS-Officeを月額使用して頂くイメージになります。
詳細は以下の「Dougubako」のサイトをご覧ください。
給与計算DX for EXCEL (中小企業向けクラウドサービス)
このクラウド環境(Dougubako)と「給与計算DX for EXCEL」「タイムカード計算 for EXCEL」をセットアップした環境を無料で15日間お試し頂けます。是非、実際に触ってみて、その便利さを実感してください。
※無料トライアルには、一切費用はかかりません。15日間制限無しで、ご試用頂けます。
②オンラインストレージ「OneDrive」で共有
OneDrive は、写真やドキュメントをオンラインで保存し、相手を選んで共有し、Web ブラウザー、スマートフォン(Windows Phone iPhone)、デスクトップアプリからアクセスすることができます。
*無料で5GBまで、Office Premium 搭載 PCまたはoffice365ユーザは1TBまで利用可能です。
同じように無料で使えるオンラインストレージはDropboxなど様々なものがありますが、FIRSTITPROのソフトウェアはWindows EXCELで作成されていることもあり、相性も良く信頼性も高いMicrosoftのOneDriveを使用してソフトウェアを共有する方法をご紹介します。
OneDrive をセットアップする
OneDrive は Windows 10 と Windows 8.1 に組み込まれていますのでインストールの必要はありません。
Windows 8、Windows 7、Vista をお使いの場合は、Windows 用 OneDrive デスクトップアプリをインストールします。これにより PC に OneDrive フォルダーが作成され、OneDrive との同期が保たれます。
1台目PCのOneDriveフォルダにソフトをセットアップする
ソフトのセットアップは、メインとなる1台のパソコンで行います。
2台目のPCでは、OneDriveフォルダにセットアップされたモジュールのショートカットを作り、共有することになります(セットアップはしません)
※ここで、一つ条件があります。それは、2台のパソコンのEXCELのバージョンが同じであること。
セットアップボタンをクリックし、セットアップを開始します。
OneDriveフォルダを選択して[OK]をクリック
セットアップ情報を確認して、[インストール]をクリックしセットアップを完了してください。
2台目PCにソフトをセットアップする
セットアップする前に「OneDrive をセットアップする」を参照して、2台目のPCにもOneDriveフォルダが存在している状態を確認してください。。2台目のPCでは、OneDriveフォルダにセットアップされたモジュールのショートカットを作り、共有する ことになります(セットアップはしません)
給与計算DX ショートカットの作成
エクスプローラで給与計算DXがインストールされたOneDriveフォルダ(1台目のPCでインストールされたものが同期されている)を開きます。
「PayCalcDX.exe」を右クリックして表示されたショートメニューから [送る(N)]-[ディスクトップ(ショートカットを作成)]をクリック。
ディスクトップにショートカットが出来るので、名前を1台目PCと同名「給与計算DX20XX」に変更してください。
これで2台目のPCでも、このショートカットアイコンをクリックすることでOneDriveフォルダにある給与計算DXが起動することになります。
③USBメモリで共有
▼準備するもの
USB メモリ(セキュリティ機能付きのものを奨励)
USB メモリを PC に挿入して、マイコンピュータを開くと下のように [USB メモリー ] が追加されます。 この USB メモリに給与計算ソフトをインストールして 2 台の PC で共有する方法のご紹介です。
1台目PCへセットアップ
まず、1台目の PC に USB メモリをセットして、通常にセットアップを開始します。
USBドライブを選択して[OK]をクリック
セットアップ情報を確認して、[インストール]をクリックしセットアップを完了してください。
2台目PCにソフトをセットアップする
2台目のPCでは、USBメモリにセットアップされたモジュールのショートカットを作り、共有する ことになります(セットアップはしません)
給与計算DX ショートカットの作成
1台目の PC でセットアップした USB メモリを2台目の PC に挿入して、エクスプローラーを開きます。この例では2台目の PC では Kドライブが USBドライブとして認識されています。 USBドライブのセットアップ先を選択すると右側のウインドウにファイルが一覧表示されます。
「PayCalcDX.exe」を右クリックして表示されたショートメニューから [送る(N)]-[ディスクトップ(ショートカットを作成)]をクリック。
ディスクトップにショートカットが出来るので、名前を1台目PCと同名「給与計算DX20XX」に変更してください。
ディスクトップのショートカットをダブルクリックしてソフトが起動することを確認してください。
次回からは、① USB メモリをセット ⇒ ②ショートカットをダブルクリック で起動します。