従業員負担の雇用保険料の計算方法を教えてください?

雇用保険料の計算方法

雇用保険料は、賃金及び賞与を支払う都度、支払額に応じた金額を給与から控除することになります。

計算式 = 賃金(総支給額) × 保険料率

この場合、非課税通勤手当も含めて計算することに注意して下さい。非課税通勤手当は税法上の取扱いと労働保険・社会保険上の取扱いが異なります。

給与計算ソフトでは、給与計算処理で自動計算されます

給与計算画面

この場合、基本給:700,000円、諸手当:220,500円、非課税通勤費:15,800円、総支給額:936,300円ですから、雇用保険の対象は936,300円が計算単価になります。

一般の事業所の場合、本人負担分は0.3%です。よって、936,300円×0.3%=2,808.9円が雇用保険料の本人負担となります。50銭以下の場合は切り捨て、50銭1厘以上の場合は切り上げですので、2,809円を控除することになります。

建設業の場合は、604,000円×0.4%=3,745.2円となりまので、3,745円を控除することになります。

この雇用保険料率は、メニュー画面の「保険料率の変更」ボタンをクリックして、表示される「社会保険料計算用基礎シート」の「雇用保険一般保険料額」に設定してある料率によって計算されます。

保険料率設定画面

一般が3/1000(0.3%)、以外の場合は、4/1000(0.4%)ということになります。料率が改定された場合はこの部分を変更します。