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小さな会社の創業社長が陥るマスターベーション

今回からは、わたしが28歳の時にソフト会社を設立して、初めてビジネスというものを経営者という立場で奮闘していた頃のお話をしてみたいと思います。同じような状況の方には、刺激になると思います。実体験の話ですので。

当時、わたしは28歳。会社を立ち上げて1年目。

このまま下請けソフトウェア会社をやっていてもサラリーマン時代と変わらないことに不満と不安を持っていました。元請けの顔色ややり方に合わせなければならないし、元請けがこけたら我社も・・・

【これって、自分で会社やってる意味あるのか?】

「やはり小さくても【根っ子】にならなければならない」 と、当時、三人しかいなかった、会社の社長である、わたしは考えました。

「どうしたら世間が設立1年で3人しかいない会社を認めてくれるのだろう?」

考えた末、出た結論が「製品という武器を持つこと」でした。

ソフトウェアの結果は良いプログラムであり、良いシステムだ。そして業務に特化したシステムはその業務知識と技術力の結晶であり、
これを見せればどんな会社であるか知ってもらえるし、話しも聞いてもらえる。

【小さくてもメーカー思考で小数精鋭な会社にするんだ。】

この志のもと、私は現場から退き、知り合いの食品会社で工場~店舗まで展開している会社のシステムを、無償で作成する代わりに業務知識の習得やシステム仕様の決定に力を貸してもらうことで約1年かけて、ソフトウェアを開発しました。他の2名に生産をあげてもらい、わたしは先行投資の意味で1年間製品作りです。 社運を賭けて開発した製品は完成し「ザ・店舗」という店舗の仕入~販売を本部で一括管理するソフトウェアが誕生しました。

今回のわたしの実話は、ここまでです。

読者の方で、ご自分と状況が似ている方がいらっしゃるかも知れませんね。今の、わたしが、この会社の社長(過去の自分)に、コンサルするなら、次のようなことを、アドバイスさせてもらいます。

第一に

社長の思い

【小さくてもメーカー思考で小数精鋭な会社にするんだ。】

「だからなに?」

この先が無いのです。全くのマスターベーション思考で自分の会社が小数精鋭だろうが、小さくてメーカー思考だろうが、そんなこと、お客さんには、関係ありません。

第二に

一見現状を打破するかの如く先行投資だと言い聞かせて行った製品開発。

これは先行投資とはいいません。ギャンブルと同じ。丁か半の世界の話です。先行投資とは投資計画に基づくシュミレーションが必要で、この製品の開発から販売までの戦略と計画が必要なのです。もし、あなたが、これと似た状況にあるなら先行投資ということの意味を考え直してください。 多分、この段階は資金に少しだけ余裕がある状況だと思います。焦らず、もっと計画する段階です。

第三に

社長が一人で新規事業に取り組む姿勢も良くない。

この状況でやるならば全員で昼は下請けの仕事。夜や休日は製品開発という体制が良いです。コアメンバーの一体感が生まれ目的を強く共有できることで、様々な知恵と力が働きます。

 

こういう状況は創業して間もない小さな会社で、社長が前向きな場合によく陥ってしまう事例なのですが、会社規模がこのように極端に小さく、人物金がない場合は、【一緒に取り組むパートナー】を探すのも一つの方法ですね。製品の開発に投資する前に、我々のような、コンサルタントや、経営の先輩方に相談することは大きな意味を持つことを、実感してください。

あとがき

実は、今回のメルマガの内容は、かなり以前にわたしのブログでも、ご紹介した、内容なのですが、起業した会社のコンサルをさせて頂く中で
多かれ少なかれ、似たような思いを持っている社長さんがおりましたので書かせて頂きました。 自分が、今、暗闇の中を手探りの状態で明りを探している状況だということを素直に認められれば、どの方向に行けば明りがあるのかを知っている人のアドバイスほど、有益なものは無いことに気付くんですよね。

FIRTITPRO

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