給与計算のしごと

第51号 年末調整ってなんで必要なの?

column毎月の給与や賞与で所得税を計算して納付しているのに、なんで年末調整なんて必要なんだろう?こんな素朴な疑問を感じている方もいるかと思い、今回は年末調整の意味や、年末調整が必要な理由を解説します。

年末調整ってなんだ?

所得税は、1月から12月までの1年間の所得を基準として課せられる税金なので、12月に支給される給与もしくは賞与の誌腹が終わらないと年間の正確な税額は確定しないのです。

そこで、その年の最終の給与または賞与支払い後、これまで「見込み」で納付してきた所得税と実際の税額との清算手続きを行う必要があります。このように年末に税額の調整を行うという意味から「年末調整」と言われる手続きがあります。

なんで清算(年末調整)が必要なの?

毎月の給与計算や賞与計算で税金は控除して納付しているのに、なんで調整が必要なんだろう?と素朴な質問が湧いてきますよね。具体的に説明します。

マーク 控除対象の扶養親族数が変動する場合がある

控除対象扶養親族の数は、基本的にその年の最後にいた人を基準とすることになっているんです。年の途中で控除対象となる扶養親族に変動があった場合は、本人の申請により、変動を給与計算に反映させます。

結婚や就職などで年の途中から変動があった場合でも、1年を通じて見ると税額がことなってくることになるので調整が必要になるのです。ただし、その年中に控除対象扶養親族が死亡した場合は、扶養の対象に含めることになっています。

マーク 毎月の給与計算や賞与計算での源泉徴収では控除されないものがある

配偶者特別控除、生命(地震)保険等の所得控除や、住宅ローン等の控除については、毎月の源泉徴収では考慮されていないので、その年の年末に調整が必要になります。


どうでしょう?「年末調整」の意味と、なんで必要なのか、理解できたでしょうか?

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